美樹本晴彦氏よりキャラクター原案を生み出す過程でのエピソードや、作品に込める想いについて熱いコメントが到着しました!

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今回、キャラクター原案の依頼を受けたときに最初に思ったのは、
私の絵で良いのかな。。。と(笑

声をかけていただいた時点で、すでに荒木監督とイメージボードの多くを描かれた森山(洋)さんとで世界観が作り上げられており、とにかくその背景からキャラ、カバネとどれも格好良くて魅力的で、ここに私の絵を乗せてしまってよいのか?と。
 
実はもうこれから自分がアニメーションの仕事に直接参加する機会はあまりないのかな。。。と、漠然と思っていた矢先のことでしたのでなおのことでした。


でも荒木監督とお会いして、その飾らないストレートな語り口に魅かれ、さらにキャラのイメージの参考として私のイラストや漫画から抜き出した絵の数々を見せられ、中には私自身が忘れているものもあったりと、感動で目頭がちょっと潤んでしまうくらいで、この方だったら自分のキャラをお任せして好きに料理していただこうと、そんな気分になったのでした。


キャラクターづくりでは、ついつい自分のパターンで描いてしまった部分に、監督から鋭い指摘が入ったりして「なるほど」ということも多く、改めてデザイナーとしても刺激を受けてます。監督からの注文で、キャラをあまりキラキラと今風にしないで欲しいと言われたのも驚きでした。イラスト仕事などでは少しは今風も気にしてくださいね。。。というオーダーをいただくことも多く、器用に応じることはできないまでもいくらかキラキラ(笑)させたりするのですが、昔の自分の絵を見返したりもしましたが、結局は自然体で。。。というところに落ち着いたような気がします。


今でもまだ版権などの作業を通してキャラを調整中という感じですが、自分のキャラがアニメになるのもひさしぶりで、整理した線でどうしたら自分のキャラらしくなるのだろうと、アニメーションキャラクターデザインの江原(康之)さんが描かれた絵を参考にしたりして恥ずかしながら模索中であります。


とにかく力作です!!


直接現場で作業しているわけでもない私が口にするのはおこがましいのですが、荒木監督のもとに集ったクリエイターたちが、じっくりたっぷりと仕込んだ数々のアイディアが作品に詰め込まれています。私のキャラ原案もその一つとしてお役に立てていれば嬉しいです。


放送をご覧になってぜひとも作品をたっぷり味わってください!
そして応援をお願いいたします!!


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