甲鉄城は巨大なカバネの塊――黒けぶりを前に立ち往生していた。一方、生駒と無名は廃駅の底に落ちていた。周囲はカバネ、無名はガレキの下敷き、援護は望めないという絶望的な状況で、それでもなお生駒は前を向いた。